山口県の名物、「夏みかんの丸漬け」をご存知でしょうか?
その名の通り、夏みかんの中身をくり抜いて、まるまるシロップ漬けにしたものに、羊羹を詰めて砂糖をまぶしたインパクト大の食べ物。
テレビで見て、注文しようと思ったら、今年の注文は受付終了となっていて、残念ながら食べることができなかった(ノД`)・゜・。
鬼ゆずの丸漬けを作ってみた
最近、直売所でこんなものを見つけてしまい、実験欲がうずうず・・・。
早生ミカンと比べると、すごい迫力!!
直売所の方に聞いたら、獅子頭(ししがしら)っていうゆずだそうです。
飾り用だけど柚子胡椒も作れますよ。
大きすぎて皮むくのが面倒くさいから、誰も作らんと思うけどね。
とのことだったので、最初は柚子胡椒を作るつもりで購入しました。
帰宅後、友人に写メを送ったら、「鬼ゆず?」って返事がきたので、あれ?と思って検索。
確かに、「鬼ゆず」ともいうらしいけど、ここで重大な事実を発見。
鬼ゆずは、ゆずではなくブンタンやザボンの仲間
え(;’∀’)?ザボン?
そうなんです、ゆずじゃないんです!!!
くそ~、直売所の人に騙されたぜ(~_~;)
でも、買っちまったもんは仕方がないので、何とか消費せねば・・・と途方に暮れた時に、あの「夏みかん丸漬け」を思い出しました。
これは、作るしかない!
ってなわけで、「鬼ゆず丸漬け」を作ってみました~ヽ(^o^)丿
まずは材料を準備しましょう。
材料
【鬼ゆずシロップ漬け】
鬼ゆず
砂糖
水
鬼ゆずが入る大きな鍋
【鬼ゆず果汁入り羊羹】
鬼ゆず果汁
砂糖
白あん
糸寒天
水
作り方
まずは鬼ゆずのシロップ漬を作ります。3日間かかりますので、余裕をもって準備します。
鬼ゆずのシロップ漬け
【1日目】
1.鬼ゆずは良く洗い、上から3~5cm部分を切る
2.切り口から、スプーンなどを使い果肉を出す
3.皮のみを、5分ほどゆでる(果肉は羊羹を作る際に使うので取っておく)
4.ざるにあけ、さっと水洗いする
5.鍋に鬼ゆずと、鬼ゆずがかぶる位の水を入れる
6.一度鬼ゆずを取り出し、水の量を量る
7.水の量に対して80%の砂糖を用意
8.鍋に鬼ゆずを戻し入れ、砂糖の4分の1を加えて10分煮る
9.煮汁に漬けたまま冷ます
【2日目】
10.昨日作ったものに、残りの砂糖の半分を加えて10分煮る
11.煮汁に漬けたまま冷ます
昨日よりも色が濃くなっているのがわかるかな?
【3日目】
12.残りの砂糖を加えて10分煮る
13.煮汁から引き揚げて、汁気を切る
鬼ゆずの甘煮の完成
白かった内側の皮が、すっかり透き通るような感じに変わっています。
この手法は、マロングラッセなどと同じなので、表面はつやつやしていますが、触るとべたつきはありません。
もしべたつくようでしたら、残念ながら失敗ですm(__)m
でも、大丈夫。
食べやすい大きさに切って、グラニュー糖をまぶしましょう。
鬼ゆずピールとして召し上がると、素敵なお茶うけになります。
鬼ゆず果汁入り羊羹を詰めてみた
すみません、これがくっそまずかったので、レシピは割愛させていただきます(;´・ω・)
果汁の酸味と白あんがケンカして少しも馴染んでくれなかった。
配合に問題ありと思うので、完成したら改めてアップします。
とりあえず、完成写真を。
写真だけなら美味しそうなんだけどね。
白あんと酸味は合わないということがよくわかったよ。
一応、スライスして食べた。
どうです、なかなか立派なもんでしょ( *´艸`)
これで中身が美味しければ、文句なしだったんだけどな~。
ちょっと洒落た手土産になるのに・・・。
言い訳になりますが、皮と一緒に食べれば、羊羹もそれなりに食べられるんです。
でも、羊羹だけ食べたらくっそまずい。
あとね、デカすぎて消費に困った。
想像つくと思うんですが、皮のシロップ漬けだけでも相当な甘さ。
そこに羊羹まで加わるので、うすーく一切れでお腹いっぱいになる(+_+)
大きいって、わくわくするけど、扱いに困るね。
夏みかんくらいの大きさだからいいのかも?
それでもふく子は、悔しいのでこのままで終わりたくないな。
また鬼ゆずが手に入れば、羊羹を工夫して再チャレンジしようと思ってます。